抜毛症の原因と対策 | 株式会社紫光

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抜毛症とは？

抜毛症（ばつもうしょう）とは、髪の毛や眉毛、まつ毛などの体毛を、自分で繰り返し引き抜いてしまう症状です。トリコチロマニアとも呼ばれます。

頭髪を抜くことが多いですが、眉毛、まつ毛、ひげ、腕毛、陰毛など、体のあらゆる部位が対象になります。抜毛直前には強い緊張や衝動を感じ、毛を抜くと一時的に安堵感や満足感を得ます。しかし、その後は自己嫌悪や罪悪感に襲われることが多くあります。

強いストレスや不安が原因で起こることもあれば、無意識のうちに行われることもあります。毛を抜いた場所には、不規則な形の脱毛斑が生じます。

原因は1つではありません

抜毛症の根本的な原因はまだ完全には解明されていませんが、精神的なストレスや遺伝的要因、習慣的要因があるとされています。

家庭や学校、職場での人間関係や環境変化によるストレスなど、精神的要因により、抜毛症を発症するケースがあります。緊張や不安が、抜毛行為を通じて和らぐことで、症状が発生・長期化することが多いです。

精神的要因による抜毛症は、精神疾患として扱われるため、専門的な治療をすることも可能です。毛の悩みと並行して、根本的な問題の解決を目指すことで、重症化を防げます。

抜毛症自体が遺伝するという研究データはありませんが、原因となるうつ病や不安障害は遺伝することが判明しています。家族・親族に症状を持つ人がいる場合、抜毛症の発症リスクは高まるでしょう。

また、抜毛症は家庭環境・育成環境が原因で発症することもあります。家庭内のトラウマや虐待、過剰な期待により抜毛行為が始まるケースも多く、抜毛症は遺伝や家族との結びつきが強い症状と言えるでしょう。

「毛を抜くことは良くない」と思いつつ、無意識で抜毛行為に及んでしまうケースがあります。無意識のうちに毛を抜いてしまうことで、次第に抜毛行為による充足感・快感を覚え始め、慢性化につながることも少なくありません。

毛を抜きたい気持ちをコントロールしにくい分、解決には適切な対策が必要です。

抜毛症が発症する要因や、毛を抜いてしまう部位によって、適切な対策方法は異なります。
一般的には病院やカウンセリング、専門の美容室でのケアなどが主な対策となります。

精神的要因で抜毛症が発症した場合、精神科や心療内科での治療・カウンセリングを受けられます。抜毛行為につながる心理的なトリガーを特定し、代替行動を練習する認知行動療法や不安感・落ち込みを投薬で抑える薬物療法により、症状の改善を目指します。

緊張や不安感などのストレスから抜毛行為を行ってしまう場合は、専門の医療機関に相談しましょう。

日々の生活のなかで、毛を抜いてしまうタイミングを減らすことや、手の動きを他の行動に置き換えることを意識することで抜毛症の症状が緩和することがあります。

暇な時間や手が空く時間を減らすことで、無意識での抜毛行為を予防できます。毛を抜きたくなったときは、ペンやボール、粘土などのアイテムを活用することで衝動を和らげることができるでしょう。

また、抜毛行為の前に起きる前兆を意識することも重要です。いきなり抜毛行為を禁止するのではなく、柔軟な気持ちで取り組むことが、改善への第一歩になります。

抜毛症に悩む人のなかには、美容室に苦手意識を覚えていることがあります。しかし、信頼できる美容室のサポートを受けることで、精神的な安心感やセルフイメージの回復につながることもあるのです。

美容室の予約の時点で症状について伝えておけば、悩みに配慮したカウンセリングや施術を受けられます。「頭皮に触れるのが怖い」「部分的に髪が薄い箇所がある」などの具体的な希望を伝えることで、ストレスの少ない施術が受けられるでしょう。

また、抜毛によってできた薄毛や切れ毛を目立ちにくくするためのカットやスタイリング、ウィッグの提案など、美容師ならではの視点でできる工夫も多いです。髪型を整えることで、「人目が気になる」「外出したくない」といった気持ちが軽減する人も少なくありません。

抜毛症の改善に、信頼できる美容師のサポートを検討してはいかがでしょうか？

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by shikouでは、抜毛部位や範囲に合わせて、5つの施術メニューをご用意しています。
症状や髪質に合わせて、エクステ施術、増毛施術のほか、自社開発の抜毛シート、抜毛フィット、抜毛ウィッグなど、症状に合った施術メニューを用意しております。
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